【仙台市民必見】仙台市公式エンディングノートの使い方|行政書士が書き方のコツを解説

「終活を始めたいけれど、何から手をつければいいかわからない」

――仙台市にお住まいの方なら、まずは仙台市公式のエンディングノートを活用するのが一番の近道です。

仙台市は令和7年6月に終活支援条例を定め、その取り組みの一環として「今を大切に生きるためのエンディングノート」(A4判・全36頁)を無料配布しています。市内在住の方なら誰でもダウンロードまたは窓口で入手できる、よく出来たノートです。

この記事では、行政書士の視点から仙台市版エンディングノートを最大限活用するコツと、書くときの注意点を解説します。

この記事でわかること

  • 仙台市公式エンディングノートの入手方法
  • 行政書士目線で「ここは丁寧に書くべき」5つの項目
  • エンディングノートに書いても意味がない内容(法的拘束力の限界)
  • 遺言書と併用すべき理由
  • 書いた後の保管方法

仙台市公式エンディングノートとは

背景:令和7年6月「仙台市終活支援条例」制定

仙台市は、高齢者の方が安心して暮らせる環境づくりの一環として、令和7年6月に「仙台市終活支援条例」を制定しました。これは全国的にも先進的な取り組みで、終活を「個人の問題」ではなく「地域で支える課題」と位置付けたものです。

この条例に基づく事業の一つとして、健康福祉局高齢企画課が制作したのが「今を大切に生きるためのエンディングノート」です(令和8年3月発行)。

内容と特徴

  • A4判・全36ページ
  • 医療・介護・葬儀の希望、財産情報など幅広くカバー
  • 多くの項目が選択式で書きやすい
  • 無料で入手可能

入手方法

方法1:公式サイトからPDFダウンロード

仙台市健康福祉局の公式ページから無料でダウンロードできます。

▶ 仙台市公式|エンディングノート案内ページ

▶ エンディングノートPDF(直リンク)

方法2:窓口で冊子をもらう

仙台市健康福祉局高齢企画課分室(TEL:022-214-8515)が窓口です。各区役所でも配布されている可能性があるので、お近くの区役所に電話で確認するのが確実です。

【行政書士目線】ここは特に丁寧に書くべき5項目

36ページ全部をいきなり埋めようとすると挫折します。優先度の高い項目から順に書くのがコツです。

① 財産目録(預貯金・不動産・有価証券)

相続時に遺族が最も困るのが「どこに何があるかわからない」問題です。銀行名・支店名・口座種別・口座番号まで書きましょう(残高は変動するので書かなくてOK)。ネット銀行・ネット証券は特に忘れがちです。

② 保険・年金の契約情報

生命保険、医療保険、個人年金など、保険会社名と証券番号を記載。請求漏れを防ぐために非常に重要です。

③ 医療・介護の希望(意思表示)

「延命治療を希望するか」「どこで最期を迎えたいか」など。認知症が進んでからでは意思表示できなくなるため、元気なうちに書いておく価値が最も高い項目です。

※介護福祉士の目線でいうとここは必ず「本人の意思表示」として書いておくべきです。

④ 連絡してほしい人のリスト

親族・友人・会社関係者など、万一のときに連絡してほしい人の名前・続柄・電話番号を一覧化。遺族が電話帳を手がかりに探す手間が省けます。

⑤ デジタル資産(スマホ・PC・SNS)

仙台市版ノートでも触れていますが、特に重要です。スマホのロック解除方法、よく使うSNS、サブスク契約など。亡くなった後にスマホが開けず、大切な写真や連絡先にアクセスできない事例が増えています。

【要注意】エンディングノートに書いても意味がないこと

相続分の指定・財産の分け方

「自宅は長男に」「預金は三等分」といった財産の分け方をエンディングノートに書いても、法的な効力は一切ありません。これはエンディングノート最大の落とし穴です。

エンディングノートはあくまで「想いを伝える手紙」であり、法的拘束力はないのです。相続分を本当に指定したいなら、必ず別途「遺言書」を作成してください。

生命保険の受取人変更

「保険の受取人を変えたい」と書いても、保険会社への正式な手続きをしないと変更されません。希望は書いてもいいですが、必ず保険会社に連絡して変更手続きしてください。

遺言書とエンディングノートの併用がベスト

整理するとこうなります。

エンディングノート遺言書
法的拘束力なしあり
書く内容想い・希望・情報整理財産の分け方・指定
書き方の自由度高い(自由に書ける)厳格な形式が必要
相続分の指定無効有効

つまり「エンディングノート=情報整理と気持ちの表現」「遺言書=財産承継の法的指定」という使い分けが正解です。両方セットで用意するのが理想的。

書いた後の保管方法

  • 家族に「書いた」ことと「場所」を伝える(これが最重要。書いたノートが見つからなければ意味がない)
  • 金庫や鍵付き引き出しに保管
  • 内容が変わったら書き直す(年に1回見直す習慣を)
  • 信頼できる専門家(行政書士など)にも保管場所を伝えておく

まとめ

  • 仙台市は令和7年に終活支援条例を制定、公式エンディングノートを無料配布中
  • 優先的に書くべきは「財産目録」「保険契約」「医療の希望」「連絡先」「デジタル資産」の5項目
  • 相続分の指定はエンディングノートに書いても法的効力なし
  • 財産の分け方を指定したいなら必ず「遺言書」を併用
  • 書いた場所を家族に伝えておくことが最重要

当事務所では、仙台市エンディングノートの書き方相談から、遺言書作成(自筆証書・公正証書)までトータルでサポートしています。「書き始めたけど途中で止まってしまった」「遺言書と併用したいが何から手を付ければ」などのご相談もお気軽にどうぞ。

▶ 遺言書作成のサポート

▶ サービス料金・ご相談の流れ

📖 こちらの記事もご覧ください

📞 ご相談はお気軽に

行政書士・介護福祉士として、皆様のお悩みに寄り添ってサポートいたします。初回相談は1時間まで無料です。お電話:090-7420-5719 または お問い合わせフォーム よりご連絡ください。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 ※ が付いている欄は必須項目です